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2022/12/30 19:13

 『俺がハマーだ! 日本上陸35周年記念 ギガ爆全部盛りブルーレイBOX』の画質向上に採用された、最新アップコンバート技術「Re;Pic(レピック)」。この技術があったからこそ、この度ブルーレイ化が実現したのだ! 映像業界にとって革命的な「Re;Pic」とは何か? その全貌を、開発元の株式会社アシストの技術担当A氏、営業担当B氏にうかがい、全3回に渡ってレポートする。


――「俺がハマーだ!」のBlu-ray発売に合わせて、SD素材のアップコンバート(以下、「アプコン」)作業についてお聞きします。今回のアプコン作業に使われた「Re;Pic」は最近開発された技術なのでしょうか?

A氏:「Re;Pic」と名前がついたのが最近なんです。「俺がハマーだ!」のPVで「最新技術」と謳っていただいて、初めて「Re;Pic」の名前が世に出たんですよね。それまでは「当社のアプコン」としか呼んでいませんでした。なので、社内的にはいつもやっている作業に名前がつきましたという感じなんですが、それに併せてコンセプトをより明確にしました。

 「Re;Pic」は当社が編み出したアプコンのワークフローの総称でその中で使用している機材やソフトは一般に購入できるものばかりなんです。メジャーなところではブラックマジックデザイン社の「DaVinci Resolve」、アドビ社の「Premiere」、放送界隈でよく使われているグラスバレー社の「EDIUS」などを使っています。これらは基本(映像)編集ソフトなんですがアプコン用にプラグインを導入してカスタマイズして使用しています。これも「Re;Pic」の特徴のひとつだと思います。

――つまり「Re;Pic」という名の専用ソフトがあるわけではない?

A氏:そうです。当社がアプコン業務を始めた頃は「アップコンバーター」と呼ばれるソフトを使って、できあがったものを納品用フォーマットに変換するという単純な作業だったんです。ただそれだと映像それぞれの質感や状態を考慮してくれないんですね。自分でも「SD画質の映像って、こんなに汚いものだったかな?」と疑問に思うようになり、一発でアプコンしちゃう方法を一旦やめてみようと考えたのが「Re;Pic」の始まりでした。アプコンの過程を一個ずつ見直してみた結果、それぞれの過程ごとに適切なソフトや処理があるんだと気づいたんです。

――「Re;Pic」は何かの略称でしょうか?

A氏:「ピクチャー(Picture)にリボーン(Reborn=再生)させる」という意味があります。さらにフィルムで撮られた映像は「Re;Pic Optimum Cinema」、ビデオカメラで撮られた映像は「Re;Pic Optimum Video」という風に別々のワークフローを準備しました。フィルムとビデオテープでは映像の質が違いますので。

――「Re;Pic」で使っているワークフローはいつ頃から確立していたんでしょうか?

A氏:ソフトウェア一発でレストアするのをやめた3年くらい前に基本の形はできていました。具体的に各工程にどのソフト使ってどんな処理をするかは、場数を踏みながら独学で構築していった感じです。
 また新たな技術やソフトが出てきた際には、それらを組み込んでワークフローの再構築を行っていく予定です。

第2回に続く)
(聞き手・構成:村山章)

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